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春おばさんのスケッチブック 

こちらは、高学年の部の課題図書。

春さんのスケッチブック
春さんのスケッチブック藤本 四郎

汐文社 2008-11
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中学受験にすべて、失敗してしまった男の子が、
お父さんとけんかして、家を飛び出してしまい、
長野県に住むおばあちゃんのお姉さん、「春おばさん」を訪ねる、
そこで、春おばさんの60年以上前の戦争に関わる「ひみつ」を聞くことになり・・・・
というお話。


冒頭、受験に失敗した主人公のツヨシを、家族がはげますのだけど、
本人は、なんとなく居心地の悪さを感じてしまって、
素直にも、前向きにもなれない・・・・という始まりはリアルで、
スス~っとお話に入っていけるのですが・・・・・


何しろ、描かれてることが多くって。
受験失敗による挫折感、親との確執、プチ家出、
親戚のおばさんの、知られざる戦争体験に、淡い初恋、友情・・・・
と、子どもの本に出てきそうなネタがてんこもりなのです。



まぁ、一番描きたかったのは、おそらく、戦争の悲惨さについてなのだろう、
とは思うのですが。

戦没学生の絵を集めた美術館、「無言館」をツヨシと春おばさんが訪れ、
数々の作品を見ながら、春おばさんが、


 「きっと、絵を描くことも、生きることも、本当はあきらめることなんて
 できなかったんだろうね・・・」
 



とつぶやくシーンや、

展示されている絵や遺品を見つめながら、
なぜこの美術館を「無言館」と名付けているのか・・・
ツヨシが考えるシーンなどは、ぐっときます。


それだけ、「無言館」という美術館が力を持っているのだと思う。
戦争で亡くなった人たちの無念の気持ちを
静かに訴えかけてくる場所なんだろうと思います。
ことさらに、戦争の悲惨さ、むごさを書きたてているわけじゃないのに、
戦争の恐ろしさや愚かさを感じることができました。




無言館のエピソードだけで、かなり力があるから、
この、長野での体験と、ツヨシの受験失敗や、「運鈍根」の話と
別に結びつけなくてもいいのでは・・・?
という気もしますが、夏休みに、戦争について考えるきっかけになるいい本,
だとは思います。
少し物足りない感じはするけど、本読むのが苦手な子も、これなら読めるかな。




あ、だから、課題図書に選ばれてるのか・・・。



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[2009/06/23 06:14] 読み物 | TB(0) | CM(0)

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