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チューリップタッチ 

梨屋アリエさんが自身のHPでちょこっと取り上げていて、
読んでみたいなぁ・・・・と思っていた「チューリップタッチ」を読みました。


全然知らなかったけど、かなり、話題になった作品みたいで。
(検索すると、書評、いっぱいだったから。)
アンファイン、というと「ぎょろ目のジェラルド」とか「フラワー・ベイビー」くらいしか知らなかったので、
(明るめの話だったよ、ね?)
ものすごい重苦しさに正直驚きました。


チューリップ・タッチチューリップ・タッチ
アン ファイン Anne Fine 灰島 かり

評論社 2004-11
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裕福な少女ナタリーは、引っ越し先でチューリップという少女と出会う。
ナタリーは、出会ってすぐ友だちになろうとするが、
貧しく家では虐待を受けているチューリップは、
誰にでも分かるウソをつき、平気で人を傷つけることができる、
みんなからの嫌われ者だった。
しかし、ナタリーはそんなチューリップのことを無視できず、
そればかりか、どんどん引きつけられ、やがては取り込まれるようになる。
<死人クラブ>や、<ガイコツ行列>といった醜悪な遊びを繰り返す二人。
ルールを破り、人を馬鹿にし、神経を逆なでするようなことをして・・・・・。
そして、それらは徐々にエスカレートしていくのだ・・・・・。



この物語を読んで、
「恐ろしい子どもの話だなぁ・・・・。
 でも、うちの子はそんな悪くないし、少年犯罪なんて関係ないや。」
と思う事なかれ・・・!
読み進めるうちに、“自分とは関係ない”と目をそらしているかぎり、
不幸な子どもはいなくならないのではないか、ということに気づかされます。


ナタリーの周りにも、チューリップの周りにも、
たくさんの大人がいます。
みんなチューリップが置かれている悲惨な状況や、異常性には気づいている。
でも、何も行動はおこしません。
ずるいやり方で目をそらします。



ナタリー自身も、やがて、チューリップのことが恐ろしくなってきます。
そして、チューリップとの関係から何とか抜け出そうとします。
ナタリーの回想で、物語は進展していくのですが、
回想の中で、ナタリーは何度もそんな自分を悔やみ、責めます。
暴走していくチューリップに対して、何もしてあげられなかったことを。
何もしてあげられなかったばかりか、チューリップから逃げだしてしまったことを。



あたしはこれから一生、チューリップのために心を痛めつづけるだろう。
そして、胸をさいなまれるだろう。
チューリップを狂わせたのは、あたしだと。
 




物語は、ナタリーの悔恨の言葉で終わっていて、
その後、チューリップがどうなったのか、全く分かりません。
チューリップをここまで狂わせたのは、何なのか、
救い出せなかったのはなぜなのか・・・
かなりヘビーなラストだな、と思うのだけど、
「友だちの力で変わることができた」的な終わり方じゃないぶん、
とても現実的だなという気がします。
私自身は・・・・・
やっぱり、ナタリーにもチューリップにも、大人の力が必要だったのではないかと。
ナタリーは、自分が帰る場所があったので、悪を振り切ることができました。
でも、チューリップは・・・・・・。
ヤングアダルトの分野の本だけど、
大人こそ読まなくてはならない物語ではないかと思います。



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