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汽笛 

本当は、原爆記念日の頃に紹介できたらよかったのですが・・・。

汽笛
汽笛石倉 欣二

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敗戦後、中国から引き揚げてきた私は、
大村海軍病院でしばらく療養することになります。
そこで出会ったのは、被爆した子どもたち。
原爆で火傷がひどい子、片腕がない子、足を引きずっている子・・・・・。
それでも、たくましく生きている子どもたちと私は、
すぐに仲良くなり、友情を深めていきます。


ところが、わたしが退院するという日、
子どもたちは誰一人見送りには来てくれないのでした。
落胆する私。
でもそれは・・・・・・。



「えんぴつびな」「忘れられた島へ」など、戦争と平和をテーマに、
様々な作品を書かれている長崎源之助さんの、自伝的絵本。
作者と被爆した子どもたちとの交流が描かれているのですが、
穏やかな語り口調の中に、反戦と平和への強い思いが感じられる作品です。
特に印象的なのは、原爆で母を亡くしたヨウ子ちゃんのお父さんが運転する機関車を、
子どもたちと一緒に見送る、というシーン。
わたしたちの目の前を、汽笛を鳴らしながら通り過ぎる機関車を見つめながら、
作者はこんな風に思うのです。



あの汽笛は、病院に一人でいるおさないわが子に
「がんばれよ。」とよびかける父親の声援でしょうか。
いとしいわが子をしっかりだきしめ、ほおずりしてやるような愛情と
そんな境遇に追い込んだ原爆投下に対する憤りが伝わってきて、
わたしは胸が熱くなりました。 




ところが、そんな風に戦争を憎む自分もまた、
被爆した子どもたちの本当の気持ちは全然分かっていなかった・・・・・
ということに、作者は後になって気づかされます。
退院する日に、見送りに来てくれなかった・・・とがっかりした自分は、
何てあまちゃんだったのだろう、と。



病院では明るく元気な子どもたち。
けれども、戦争で心も体も深く傷つけられ、家族も失ってしまっている。
戦後も過酷な人生を歩むことになったのではないだろうか、
と思いをはせる作者の言葉に、
私たち読者もまた、反戦と平和への思いを強くするにちがいありません。



ところで、この絵本には誕生秘話があって、
そのことがあとがきに書かれています。
長崎さんが書いた「ひろしまのエノキ」という本を通じて知り合った中学生の女の子が、
大人になり、ポプラ社に入社して、この絵本を長崎さんと作ったのだとか。
平和を祈る気持ちが、こうやって引き継がれていくといいなと
思えるエピソードですよね。



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あまがえるさん、なぜなくの? 

またまた、韓国絵本におもしろいのが一つ。

あまがえるさん、なぜなくの?―韓国のむかしばなし
あまがえるさん、なぜなくの?―韓国のむかしばなしシム ウンスク 池上 理恵

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むかし、かあさんの いうことをきかない
あまがえるのこが いました。
このこは だいの へそまがり。
かあさんが なにをいっても
はんたいのことばかり していたのです。
 




というわけで、このかえるのこ、
「歌って」と言われると、口をかたくとじてしまい、
「静かにね」と言われると、大声で歌い、
「水を持ってきて。」と言われると、火を持ってきて、
「座って」と言われると、立ち上がる・・・・・。
と、大変なあまのじゃく。



このことに悩んだかあさんは、心配のあまり病気になって、
ついには、死んでしまうのです。





・・・・・・。
え、えーーーーーーーー
死んでしまうーーーーーーーーーー
 




と、ちょっとここでのけぞってしまいました。
こんな、子どもが書いたようなかわいらしい絵にもかかわらず、
(だから、あまり深刻な感じはしないわけですが。)
主人公のお母さんがさらっと死んでしまって、驚きの展開です。



死の間際、お母さんは、あまがえるの子に、
ある言葉を言い残して、死んでいきます。
遺言ですね。
実は、自分の子が相当なへそまがりだってことを見越して、
この遺言を残すわけですが、
あまがえるの子は、お母さんの期待?にこたえるでしょうか・・・・?
というお話。



お母さん、死んじゃって、なんだかびっくりだわ、
と最初思ったのですが、このお話は、
「雨が降る前にあまがえるが鳴くようになった由来を伝える昔話」
として、韓国ではとてもポピュラーなものなんだとか。
日本にも同じような類話が(有名じゃないけど)あちこちに伝えられてるそうです。



なるほど。
題名も「あまがえるさん、なぜなくの?」だしね。
絵には独特の魅力があるし、
主人公のあまがえるの子のキャラにも、子どもたちは喜びそうです。
梅雨の時期に読むといいかもですね。



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なつのおうさま 

まだ小学生だった頃。
おばあちゃんちに行った時の夏休みにだけ、
一緒に遊んだ近所の男の子のことを思い出しました。
一緒に過ごした夏が楽しすぎたから、
さよならがものすごくつらかったんだよなぁ・・・。

なつのおうさま (絵本のおもちゃばこ 26)
なつのおうさま (絵本のおもちゃばこ 26)ささめや ゆき

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夏休み。
つとむの家に、お母さんの友だちがやってきて、
その人の子どもと遊ぶことになりました。
同い年の女の子。名前は「ひなこ」。
仲良くしてね、と言われるけれど、
何して遊んだらいいのか、わかんないよ・・・、と思うつとむ。
二人でテレビゲームをしても、盛りあがりません。



そこで、みんなで、近くの「とんぼいけ」に行くことに。
二人は、「とんぼいけ」でなつのおうさま、オニヤンマと出会い、
それをきっかけに、仲良くなっていきます。
でも、別れの時間が近づいてきて・・・・。



最初は仲良くなんかなかったし、仲良くなろうとも思ってなかったのに、
少しずつ、少しずつ心を通わせていく子どものお話。
薫くみこさんんは、こういうの書くとうまいな~と思ってしまいました。
「あのときすきになったよ」とかも、そういう系のお話でした、よ、ね?



仲良くなんかなれるかよ、と思ってたつとむなのに、
気がついたら、ひな子はとても大切な友だちになっていた・・・。
そうそう、
本当に気が合う人って、「友だちになろう!」なんてがんばらなくったって、
自然に仲良しになれるんだよね。
少しずつ、心の距離が縮まってくんだよね。
それだけに、二人の別れのシーンは、切ないです。



ごうじょっぱりの ひなこのうでを、
ぼくは ぎゅっと しぼってやった。
しろい うでが あかくなり、
ちりちり せんが はいっていく。
「やめた」
ぼくは ぱっと てを はなした。
おなかの うえが ちょっと いたい・・・・・・。
めだまの うらも なんでか いたい・・・・・。



「悲しい」とか、「寂しい」とか、そんな単純な言葉ではなく、
二人の、別れる時のつらい気持ちが表現されてて、ぐっときました。
ささめやさんの、ちょっとノスタルジックな絵も、お話にマッチしてます。



もうすぐ夏休みも終わり・・・・・。
たくさんの子どもたちが、こんな出会いや別れを経験できてるといいな。



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なかなおり 

文がシャーロット・ゾロトウで、絵がアーノルド・ノーベル。
黄金コンビですね♪

なかなおり
なかなおりアーノルド・ローベル みらい なな

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どしゃぶりの雨の中、パパは不機嫌な顔ででかけていきました。
ママにいってきますのキスを忘れて・・・・。


それでママも不機嫌に。
息子のジョナサンにやつあたりします。
むかついたジョナサンは、姉さんのサリーにおせっかい。
ぷんぷんしたサリーは、今度は友だちのマージョリーになんくせをつけ、
またまた不機嫌になったマージョリーは、弟のエディになんくせをつけ・・・・。
不機嫌の輪はどんどん広がっていくのです・・・・・。



うんうん。こういうことってあるある・・・!
機嫌が悪いと、そばにいる人に、ついやつあたりしちゃうのね。



さて。このまま、不機嫌な人がどんどん増えていくのかしら・・・?
と思ったら、大丈夫でした。
エディは、飼い犬のパジーにやつあたりするのですが、



でも パジーは へこたれません。
くらくたって じゅあじゃあぶりだって なんのその。
エディと あそびたくて しっぽを びゅんびゅん ふりました。
パジーは エディを つきたおし 
とびついて かおを ペロンペロンなめました。
 




これで、エディはご機嫌に。
さ~て、ここからはご機嫌な気持ちのリレーです!!!



最近、機嫌の悪い夫に、なかなか寛大になれない私は、
この絵本読んで、かなり反省・・・。
そうね、腹がたった時こそ、広い心と笑顔で。
不機嫌な人の気持ちを、ほぐさなくっちゃね!
大切な人たちと仲良くするヒントをもらった感じです。



それにしても、最初にママが不機嫌になった理由が、
「パパがいってきますのキスを忘れた」ってのが、キュートですよね~。
ラストは、パパが家に帰ってきてママとなかなおりして終わり・・・なんだけど、
そこもね、とってもしゃれてるのです!
こういうとこ、外国の絵本っていいな~と思ってしまいました。



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うみべであそぼう 

今年こそは、娘を海に連れて行ってやろう!
と思いつつ・・・・・。
もうお盆の時期です。
今年も無理かな・・・・。
とあきらめモードだったのですが、
この本読んで、やっぱり海、行きた~いと思ったのでした。


うみべで あそぼう(福音館の科学シリーズ)
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しおが ひいたら、うみべで あそぼう。
なにが いるかな、かくれているかな。
さがして さわって、いっしょに あそぼう。




海辺で見られる生き物たちの生態を紹介しつつ、
海辺で遊ぶ楽しみ方が分かる写真絵本です。



私は全然都会っ子じゃないのですが、
元々、生き物が苦手なので、こういう楽しみ方は全然知らないんですよね~。
ナマコとかウニとかカニとか・・・・食べ物としては接した?ことありますが、
そうか~、生きてる時は、こんな姿で、こんな不思議な動きをするんだなぁ~、
と、新鮮な驚きでいっぱいになりました。



裏返すと、自分で元通りになることができるヒトデとか、
つかむと、おしりからぴゅーと水をだすナマコとか・・・。
見つけたら、触ってみたい、触ってみたい!
特に、私が探してみたいな~と思ったのは、イソギンチャク!
今まで、海の中の中の方でしか見られないのかと思ってました。
(無知ですみません・・・・)
岩場の隙間にイソギンチャクが生息してるとは・・・。
見つけて、そして水の中に放して、
体を花のように広げる瞬間を見てみたいものです。



海で遊ぶ・・・・というと、すぐ海水浴!と思ってしまう私なのですが、
そうか!こういう海の楽しみ方もあるよね、と目からウロコでした。
水族館に行かなくても、海の生き物たちに会えるんですね。
楽しそう!



写真がとってもきれいだな~と思って、作者紹介を読むと、
「海中記」の写真家さんの絵本なんですね。
ナマコのうんちや、アメフラシの卵など、
普段あまり見ることのないものの写真ものってて、
本当に楽しい写真絵本です。



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スカンクプウちゃん 

とりごえまりさん、初めての幼年童話だそうです。

スカンクプウちゃん (どうわがいっぱい (67))
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スカンクのプウちゃんは、はずかしがりやの女の子。
スカンクが自分の身を守るためにおならをするのは、
「スカンクのほこり」と学校でならったのですが、
はずかしくて、どうしてもおならをすることができません。


先生から、おならの練習を宿題にだされたプウちゃん。
ちゃんとおならができるようになるのでしょうか???


というお話。



作者はとりごえさんなので、お話もキャラも、なんともいえずかわいい
スカンクなのに、
「おならなんて、はずかしくてできません・・・・・。」 
とうつむいてしまうプウちゃんが、とってもキュートです。

それに、「スカンク」「おなら」っていうだけで、子どもたちは大喜びしそうですよね~。
でも、何よりおもしろいのは、プウちゃんのクラスで行われてる授業じゃないかな。



横一列に並んで、おならのしかたを練習するスカンクたち・・・!
「いち!」で前足をとんとん、とふみならし、
「に!」でしっぽをピンとあげ、
「さん!」でいっせいに・・・・・・
読んだ子たちはきっと、大笑いすること間違いなしです。



「自分の身を守るため」におならをするんだ!と勉強するプウちゃん。
が、プウちゃんが初めておならできたのは、
自分のためではなく、友だちのため!
プウちゃん、はずかしがりやだけど、
芯はしっかりしてるんだな。




それにしても、とりごえさんが描くと、
どんな動物も、とってもかわいくなるんだよなぁ~。
幼年童話だけど、読み聞かせも十分できるお話だと思います。



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パンダの手には、かくされたひみつがあった! 

興味が湧くタイトルですよね☆


パンダの手には、かくされたひみつがあった! (動物ふしぎ発見)
パンダの手には、かくされたひみつがあった! (動物ふしぎ発見)山本 省三

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パンダが竹を握って食べている姿・・・・(表紙の絵もそうですね)
は、誰もがどこかで見たことがあると思うのですが、
これってスゴイことなのだそうです。
なぜなら、物を握るためには、よく動く親指が必要だから。
ちょっと、自分の手を見てみてくださいね!
他の指と向き合えるのは親指だけ。
よ~く動く親指があるからこそ、人は上手にものを握れるんだそうです。



でも・・・・・・。
パンダって、他の指と向き合ってる親指ありますか~???
ないよね。ないけど、握れるのはなぜ~~~~???
ということを解き明かしていく科学絵本です。



パンダの手のひみつを、なんとか自分の目でたしかめたい・・・、
そう願っていた動物学者、遠藤秀紀さんが、
死んだ動物園のパンダを使って、パンダの体を調べていく様子にはドキドキ。
次々に意外な事実が分かっていきます。
どんなひみつかってのは・・・・ナイショ。読んでみてね。



「動物の体は、かぎりないなぞとその答えを内にひめている。
 これからも、できるかぎり命を終えた動物を引きとり、
 かいぼうをこころみたい。
 そして自分の目で見て、いろいろなことをたしかめたい。
 今なぞがとけなくても、それをひょう本として、きちんとのこしておけば、
 みらいの研究者がきっと答えを見つけてくれる」




とは、遠藤さんの言葉。
研究者の方の熱い気持ちにも触れられます。




ここまで読んだら、パンダの骨、見てみたいな~、
と思ってしまいますよね。
東京の国立博物館に収められてるんだとか。
でも、すぐには行けないよな・・・・と思ってたら、
「ホネホネたんけんたい」を思い出しました。
「ホネホネたんけんたい」の第二弾で(あるのか!?)
ぜひ、パンダの骨をとりあげてほしいなぁ~。



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