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いわたくんちのおばあちゃん 

泣いてしまいました・・・。

いわたくんちのおばあちゃん
いわたくんちのおばあちゃんはまの ゆか

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おすすめ平均 star
starやさしいタッチで描かれたあの日の記憶

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ぼく、戦争 せんけえね。

ケンカしても すぐ 仲直りするよ。

ぼく、戦争 せんけえね。

いっぱい いっぱい 友だち つくるけん。

ぼく、おとなになっても 戦争せんよ。

ほんとよ。
 



いわたくんちのおばあちゃんは、写真を撮られるのを嫌う。

カメラを向けると必ず、「いやーよ。」と言って、断る。

家族と絶対絶対、写真を撮らない。

これには、悲しい理由があって・・・・・。


いわたくんちのおばあちゃん、ちづこさんが、なんで写真を撮るのを嫌うのか・・・。
それは、写真を撮ると、家族がみんなどこかにいってしまうような気がするから。
なんでどこかにいってしまうような気がするのか・・・。
それは、ちづこさんがまだ若い頃、記念にと家族写真を撮った直後に、
原爆が落とされたから。
そのせいで、ちづこさんは、家族をみんな、亡くしてしまったから・・・。


って話で・・・。


泣けて泣けて・・・なんて書くと、ほんと安っぽい感想になっちゃうんですが、
それでも、仕方ない。ほんと、泣けるんです。

今年の図書館開館日(原爆記念日)に読んだら、
数人のお母さんたちの目に涙が浮かんでました。


特に、ちずこさんが、原爆投下後、家族の安否を確かめるために、
自宅に戻るシーン。
末っ子のきみちゃんを、かばうかのように抱きしめながら死んでしまった、
お母さんの遺体をちずこさんが見つけたところで涙。
巻末にある、ちずこさん以外、見ることのできなかった家族の記念写真を見てまた涙。


いかん。涙腺がゆるみっぱなし・・・。


聞いてる子ども達は、まわりの大人たちが涙ぐんでるのに、
驚いてましたが、それでも、


戦争をしてはいけないのはなぜなのか・・・
それはやっぱり、幸せな家族が一瞬でなくなってしまうから。
大切な友だちを一瞬で失ってしまうから。


という、シンプルかつとても大切なことは、きっと、伝わってると思います。



こういった戦争のお話、特に原爆のお話は、
とかく残酷で悲惨なものになりがちなのですが、
これは、淡々と優しい口調で語られるのがいいですよね。
(そのせいで悲しみは余計に増すのですが・・・)


ちずこさんの悲しい過去を知った「ぼく」が語る冒頭の台詞、
この本を読んだたくさんの子どもたちが、
同じように感じてくれるといいなと思います。



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[2009/08/20 15:24] 戦争・平和 | TB(0) | CM(0)

汽笛 

本当は、原爆記念日の頃に紹介できたらよかったのですが・・・。

汽笛
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敗戦後、中国から引き揚げてきた私は、
大村海軍病院でしばらく療養することになります。
そこで出会ったのは、被爆した子どもたち。
原爆で火傷がひどい子、片腕がない子、足を引きずっている子・・・・・。
それでも、たくましく生きている子どもたちと私は、
すぐに仲良くなり、友情を深めていきます。


ところが、わたしが退院するという日、
子どもたちは誰一人見送りには来てくれないのでした。
落胆する私。
でもそれは・・・・・・。



「えんぴつびな」「忘れられた島へ」など、戦争と平和をテーマに、
様々な作品を書かれている長崎源之助さんの、自伝的絵本。
作者と被爆した子どもたちとの交流が描かれているのですが、
穏やかな語り口調の中に、反戦と平和への強い思いが感じられる作品です。
特に印象的なのは、原爆で母を亡くしたヨウ子ちゃんのお父さんが運転する機関車を、
子どもたちと一緒に見送る、というシーン。
わたしたちの目の前を、汽笛を鳴らしながら通り過ぎる機関車を見つめながら、
作者はこんな風に思うのです。



あの汽笛は、病院に一人でいるおさないわが子に
「がんばれよ。」とよびかける父親の声援でしょうか。
いとしいわが子をしっかりだきしめ、ほおずりしてやるような愛情と
そんな境遇に追い込んだ原爆投下に対する憤りが伝わってきて、
わたしは胸が熱くなりました。 




ところが、そんな風に戦争を憎む自分もまた、
被爆した子どもたちの本当の気持ちは全然分かっていなかった・・・・・
ということに、作者は後になって気づかされます。
退院する日に、見送りに来てくれなかった・・・とがっかりした自分は、
何てあまちゃんだったのだろう、と。



病院では明るく元気な子どもたち。
けれども、戦争で心も体も深く傷つけられ、家族も失ってしまっている。
戦後も過酷な人生を歩むことになったのではないだろうか、
と思いをはせる作者の言葉に、
私たち読者もまた、反戦と平和への思いを強くするにちがいありません。



ところで、この絵本には誕生秘話があって、
そのことがあとがきに書かれています。
長崎さんが書いた「ひろしまのエノキ」という本を通じて知り合った中学生の女の子が、
大人になり、ポプラ社に入社して、この絵本を長崎さんと作ったのだとか。
平和を祈る気持ちが、こうやって引き継がれていくといいなと
思えるエピソードですよね。



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